口腔ケアと胃潰瘍の関係とは

胃潰瘍の症状悪化にむし歯菌がかんけいあるとしたら?
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口腔ケアの重要性

適切な口腔ケアの重要性。口腔ケアをすることによって胃潰瘍の症状が悪化するのを防ぐことができます。
関係ないように思われますが、関係が大ありです。

むし歯

適切な口腔ケアをしていないと虫歯になります。虫歯にはなってなくても、一歩手前、半歩手前?歯石が歯にはこびりついています。そこに虫歯の原因である虫歯菌が宿っています。むし歯ではあっても、丁寧に歯磨きをすれば、虫歯菌を少なくすることは可能です。ですが、歯磨きをおろそかにすると、たちまち虫歯菌は増殖していきます。

たくさん発生した虫歯菌の行先は?食道を通って胃に流れて行きます。唾液にのって、食べ物にのって、飲料に乗って、、、上から下に降りて行くのは自然の摂理。
胃には強力な「胃液」が存在します。胃液は酸性で、大抵のものはその強力な酸の力によって撃退します。少量であればすべてを撃退できますが、大量であれば100%撃退できない場合もあります。それは、虫歯菌でも同じ事。少量の虫歯菌ではすべてを撃退できますが、大量であれば、、、無理ですね。
そのすり抜けた一部の虫歯菌が胃潰瘍に悪さをします。

口腔ケアの実践

寝起き

寝起きの口の中には、大量の菌が存在します。就寝時には、唾液がでません。唾液は、菌を殺菌してくれる、ありがた~いお薬。そのお薬がないので、口の中は、菌が増殖してしまいます。

寝起きには、すぐにうがいで口の中の菌を外に吐き出す必要があります。そして、歯磨き。その時間が無ければ、うがい薬など殺菌効果のある薬剤で口の中を綺麗にしましょう。

就寝前は念入りに

寝る前の歯磨きは念入りに行ないましょう。寝ている間は、唾液の分泌がありません。誰でも経験していると思いますが、寝起きは口の中がネバネバしていると思います。それは、虫歯菌がたくさん繁殖しているからです。
唾液は、虫歯菌を殺してくれます。殺菌効果があります。しかし、寝ている間には唾液もお休みしています。その間に虫歯菌が大量繁殖。

寝る前の歯磨きは、いつも以上に時間をかけて丁寧に。もちろん、歯間ブラシを使って。歯磨き終わりには、念入りに口をゆすいで。仕上げにマウスウォッシュをすればバッチリです。
これだけ念入りに歯磨きをしても、翌朝には口の中は少しはネバネバしているもの。でも、念入りに歯磨きをしなかった時と比べると、雲泥の差です。

うがい

食べた後は、歯磨きをするのが最善手です。でも、いつもいつも歯磨きが出来るわけではない。時間が無い時もあるし、歯ブラシが手元にない場合もある。そんな時には、うがいだけはしましょう。口の中に、虫歯菌が増える餌を残さないためです。
水があれば一番。なければお茶で。それも無ければ唾液で。口をもぐもぐモゴモゴさせていると、自然と唾液が分泌されてきます。唾を吐くのは、あまりいい行ないとは言えませんが、隠れて、トイレに入って、口元を隠して、「ペッ」と吐き出しましょう。

歯磨きの三カ条

力を入れずに

「ガシガシ」と音を立てながら歯を磨いている人もいますが、あの磨き方は「NG」です。歯がすり減っていくし、歯茎を痛めてしまいます。

歯ブラシを軽く握りましょう。そうすると、軽く磨くことが出来ます。

歯を一本ずつ

歯を一本ずつ磨きましょう。歯の形状は一本一本違います。それに合わせて角度を変えたり動きを変えたりして磨きます。ただ単に歯ブラシを横に動かしているだけでは、歯の間、歯の奥などに磨き残しがあります。

うがいはこまめに

掃除をする時の雑巾。汚い個所を拭いた後の雑巾。汚いですよね。その後、どうしますか?もちろん、洗ってから、他の場所の掃除に使いますよね。汚いままで他の場所を拭くと、雑巾の汚れをなすりつけているだけで、余計に汚くなってしまいます。

歯磨きも同じです。歯を磨いていると歯垢やばい菌、食べ物のカスなど口の中に広がります。歯ブラシにも付着します。そのまま歯磨きを続けると、綺麗にした所がまた汚れてしまいます。
それを防ぐには、うがいしかありません。歯ブラシも洗いましょう。こまめに綺麗にすることが重要です。

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