胃潰瘍の原因や症状について

「胃潰瘍の経験者」が原因や症状について解説していきます
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胃潰瘍の症状

腹痛

腹痛は胃潰瘍における代表的な症状です。

胃潰瘍の腹痛の症状は、食事との関係が深い
空腹時に腹痛の症状が出やすく、食事後は腹痛が治まる傾向にあります。
痛みはさまざまです。不快感程度もあれば、鈍痛~強い痛みまで。一般的には症状が重くなるほどに痛みの程度が増していきます。

胸やけやゲップ

胸やけやゲップも胃潰瘍の代表的な症状です。
食道や胃の機能障害により胃酸が食道に逆流することに起こります。胃酸過多や逆流性食道炎でもこのような症状が出ます。

悪心や嘔吐

悪心(おしん)や嘔吐(おうと)なども見られます。
悪心とは、吐き気を催しそうな気分の悪い状態です。「むかむか」や「むかつき」。

吐血や下血

吐血は、おう吐物に混じって血を吐く事です。血の色は赤色ですが、胃酸の作用によって黒っぽい色になります。
下血は、便と一緒に血を排出することです。吐血と同じように便の色は黒くなります。これは、完全な黒色です。コールタールのような色と表現されるほど真黒です。

これらの症状がでれば早急に治療が必要になります。まずは、お近くの診療機関で受診されることをお勧めします。

症状のレベル

初期症状

初期症状としては、胸やけやゲップが多くなります。また、腹痛を伴う事もあります。不快感程度の痛みで、ムカムカやムカつきなども現れます。

初期症状で治療を始めれば回復はものすごく早いです。1週間ほどで完治することも可能です。

中期症状

腹痛や胸やけは当然として、腹痛でも一段と痛みが増してきます。初期症状で軽い腹痛だったのが、鈍痛に変わってきます。

下血によって便の色が黒っぽくなったりもします。
このような症状になってくると、本格的に胃潰瘍といわれる状態になってきます。初期症状では、胃炎として扱われます。ただし、胃炎から胃潰瘍への移行は急激に進む場合もあります。油断は禁物です。

末期症状

嘔吐とともに吐血も見られます。腹痛も更にひどくなり、鈍痛から疝痛へと一段と痛みが増します。下血により便の色は、コールタールのような真黒へ。

血がたりなくなるために貧血を起こしやすくなります。もちろん、早期に医療機関を受診しましょう。

症状の緩和方法

管理人の緩和方法

管理人は、大なり小なり何度も胃潰瘍を患っています。その中で独自に発見した症状の緩和方法があります。
それは、空気を一杯に吸って肺を大きく膨らませること。大きく膨らませた肺の状態を10秒ほど維持してから空気を吐き出します。すると、胃痛などが少しだけ和らぎます。
なぜ、胃潰瘍の症状が緩和するのか仕組みなどは分かりませんが、手軽に行えますので、是非お試しください。

胃潰瘍の原因

ストレス

胃潰瘍の原因として一番に挙げられるのが「ストレス」です。

胃潰瘍になるのは、胃酸による攻撃と胃の内膜による防御によるバランスが崩れること。その要因としてあげられているのが「ストレス」です。

医療機関で「胃潰瘍」と診断されると、お医者さんは決まって「ストレスが原因ですね」といいます。ストレスをため込み過ぎないように注意して下さいとも付け加えます。が、ストレスを貯めないのが難しい。この病気が再発しやすいのもそのあたりに原因があるのでしょうね。

ピロリ菌

正式名称は「ヘリコバクターピロリ菌」。胃の内部に巣くう細菌です。
通常の菌であれば、胃酸によって死滅します。が、ピロリ菌は胃酸をブロックし胃に生息する事ができます。

ピロリ菌が、胃の内部に生息しているのかどうかは検査する必要があります。検査によって生息が確認されると、それを除去しないといけません。それらの詳細にかんしては別ページを設けています。「ピロリ菌の検査や治療、除去方法について」です。

アルコール

アルコールの摂取によってもバランスが崩れます。ただ、それは一過性にすぎません。アルコールの摂取が長期間におよぶと胃潰瘍の原因となります。

刺激物

刺激物もアルコールと一緒でバランスが崩れます。

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